エックスサーバーにsqlite3が使えるpython2.7を構築する
レンタルサーバーを借りました。 Xserver(エックスサーバー)です。 最初はWordpressしかやっていませんでしたが、せっかくのスペックがもったいないので、色々スクリプトとかも動かすようになったが、PythonでSQLite3パッケージが使えなくて困りました。
そこで、ソースからSQLiteとPythonをビルドし、SQLite3パッケージ付きPythonを使えるようにしたのでメモします。
手順
- sqliteのソースをダウンロード
- sqliteをビルド
- sqliteをローカルにインストール
- pythonのソースをダウンロード
- pythonをビルド
- pythonをローカルにインストール
sqliteのソースをダウンロード
http://www.sqlite.org/download.html
Source Codeを選ぶ。 私は情弱なのでwindowsでダウンロードしてレンタルサーバーに転送しましたが、
$ wget http://www.sqlite.org/2015/sqlite-autoconf-3080800.tar.gz
とかが一般的でしょうか。
sqliteをビルド
ソースコードを解凍します。
$ tar -zxvf sqlite-autoconf-3080800.tar.gz
解凍したディレクトリに入ります。
$ cd sqlite-autoconf-3080800/
ここからがポイント。 レンタルサーバーなので、/usr/localとかにインストールすることはできません。 そこで、~/localにインストールします。
つまり、他のユーザーには影響ない、自分だけのpythonを構築するのです。
$ ./configure --prefix=/home/xxxxx/local $ make $ make install
./configureの引数に、インストール先のディレクトリを指定できます。 xxxは自分のユーザー名に置き換えます。
続いてパスを通します。
cd ~/ vi .bashrc
export=$HOME/local/bin:$PATH
を追加。
これを追加しないと、pythonビルド時にsqlite3パッケージがインストールできません。
pythonのソースをダウンロード
https://www.python.org/downloads/
私は、Sourcesをの2.7からダウンロードしました。
pythonをビルド
sqliteと同様です。
$ ./configure --prefix=/home/xxxxx/local $ make $ make install
最後にpythonのパスを確認しておきましょう。
$ which python
~/local/bin/python
となっていれば成功です。